東京の盛岡スポットを記した地図を作ろう!「リトルもりおか」キックオフ-後編

リトルもりおかキックオフイベントのレポート、予定外の後編をお送りします。前編では4000字ほど書いても参加者の自己紹介までしかたどり着けない、というまさかの事態が発生しました。後編ではイベントの中身を(ようやく)お伝えします!

それぞれの「リトルもりおか」を出し合うワークショップ!

盛り上がった自己紹介の終了後、いよいよキックオフイベントのメインへ。内容は参加者同士の交流を深めるグループワーク。題して「東京にある“盛岡”Mapをつくろう!!」。それぞれが知っている都内の盛岡関連のスポットを出し合い、みんなで共有しよう。そしてそれをマッピングしよう、というワークショップ形式の企画です。事務局のりょうたさんとやすしさんが中心になり準備してきました。

<ワークショップについて説明するりょうたさん>

 参加者が数人ずつの4グループに分かれると、各グループに都内の地図と模造紙、ふせんが配られました。地図や模造紙の活用方法は、各グループの自由。
どんな“盛岡”マップを作るのか、そのテーマや切り口も自由。「リトルもりおか」という言葉の柔らかな広がりを象徴するかのような、自由度の高いワークショップです。

参加者の方々には事前に、事務局からひとつ「宿題」をお願いしていました。
それが「都内の盛岡な場所を探してきてほしい」というもの。ワークショップの地図作りのためでした。皆さんにお願いした「宿題」は、裏を返せば「都内の盛岡な場所と言っても、あまり思い浮かばないかもしれない」という心配があってのことでした。しかし、結果的には完全な杞憂。事務局の予想を超えて出る、出る、出る……。たくさんの「盛岡な場所」の情報が集まりました。

<ワークショップ風景>

 みんな大好き冷麺やベアレンビールなど、盛岡の「食」を楽しめる飲食店は鉄板。ぴょんぴょん舎や銀河プラザ、岩手バル、東北酒場トレジオンポート……。これら比較的有名なお店以外にも、「盛岡(岩手)の酒を置いてくださいよ」と参加者自らが交渉した結果、盛岡のお酒を出してくれるようになった酒場などディープな情報も。そういえば自己紹介でも、「飲み会が好き」「お酒が好き」という人、かなり多かったような気もします。さすが岩手人(盛岡人)が集まっているだけある。

飲食店の情報に偏るかも?と予想していましたが、原敬や石川啄木、宮沢賢治ら盛岡ゆかりの偉人・文化人に関する史跡など、渋いスポットも話題になりました。まさか原敬遭難の現場としての東京駅が盛岡スポットとして挙がるとは……。
 各グループ数人ずつであっても、その中でそれぞれの興味関心ある分野や守備範囲は異なります。盛岡という共通項でつながりつつも、これまでのキャリアや得意分野が違うメンバーがコラボすることで、新しい何かが生まれる様子はワクワクします。

飲んだくれマップにランニングマップ!

 30分ほどのワークショップを経て、グループごとにマップの発表に移りました。「数で勝負」と模造紙を付箋で埋めたグループは「都内は全体的に盛岡が散らばっている。(盛岡スポット)をたどりながらランニングコースが作れる。エリアごとに分割してリレーもできる」とランニングマップを提案。感動のゴールを決めたあとはトレジオンでの打ち上げまで構想に挙がりました。ちなみにそのグループで最も都心から遠い盛岡スポットは八王子だとか。
 今回最年少の23歳2人が参加したグループは、ワークショップ中にスマホで調べたスポットも含めて発表。発表者本人は行ったことがない場所でも、ほかのグループには訪れたことがあるという人も。「もりおかな人」が集まった強みがさっそく発揮されました。

飲食店を中心にリストアップしたグループは、渋谷区、千代田区、港区の3エリアにスポットが集中していることを発見。盛岡関連の史跡も近くにあることから、食べ歩きと史跡巡りを組み合わせたブラタモリ的な展開も楽しそうです。
 「チーム飲んだくれ」を自称するグループは、本職のイラストレーターさんがいたこともあり、わんこ兄弟を模造紙にあしらった素敵な地図でプレゼン。岩手のお酒を楽しめるスポットがふんだんに示されました。

 せっかく作った都内のリトルもりおかを集めた4枚の地図。ぜひ何かしらの形で、皆さんの役に立つような形で共有していければと考えています。

 最後に参加者全員で記念撮影し、その後は会場近くの居酒屋で懇親会へ。岩手ゆかりのお店「南部や」さんです。

<南部や入り口>

 懇親会からの参加者も加わり、キックオフに続いて盛り上がりました。これまでの盛岡との関わり、共通の知人の話題、これからのこと……。
 今後の企画の種も、さっそくいくつか生まれたようです。筆者の近くの席では、プロレス観戦の話が持ち上がってました。もし実現するならぜひ参加したい!

 キックオフの場にも懇親会の場にも、ある種の一体感のような不思議な空気が流れていました。盛岡という共通項でつながる者同士の、親しみのような。初対面同士が多かったにもかかわらず、とても打ち解けた雰囲気でした。これからもこんな雰囲気で活動していけたらいいですね。

「なんかいい」感じでつながる「リトルもりおか」 

 「なんかいい」。キックオフとその後の懇親会で、この言葉がたびたび話題になりました。参加者の1人、ゆうごさんの言葉です。「盛岡のよさは『なんかいい』がたくさんあること」とのこと。なんかいい。なんかいい。「いい」とは果たして何が違うのか。
 「『いい』は誰もがよいと思うもの。すごくいいわけではないかもしれないけれど『あ、なんかいいな』というものが盛岡にはたくさんある」とゆうごさん。
 
 万人に賞賛されるようなものではないかもしれないけど、響く人にはしっかり響く。それも大音響ではなく、じんわり染み入るように響く。そんな感じでしょうか。確かに盛岡というまちには、「なんかいい」の言葉が似合うような気もします。

<盛岡のまちなみ。なんかいい>

 都会ではない。ものすごく有名な観光地があるわけでもない。ほかの土地と比べて著名な出身者がいるかというと、微妙かもしれない。冬は寒いし水抜きが必須。じゃじゃ麺は3回食べるまではおいしさがわからないという説もあります。できれば1回でおいしさをわかってほしい。

 ただ、都会とも田舎とも言えない盛岡の風景や、よその人には微妙かもしれない観光地、1回ではおいしさが伝わらないらしい名物グルメを思い出すと、「なんかいい」の言葉がマッチするような気もします。万人に「いい」と共感はされないかもしれないけれど、「もりおか」という根っ子でつながっている人間には、確かにその素晴らしさがわかる。

 「もりおか」というキーワードだけでゆるくつながる「リトルもりおか」の理念にも、「なんかいい」の言葉は合っているかもしれません。誰かが何か新しい企画をやりたいと思ったときに、コミュニティー全員の賛同を得る必要はない。その企画に「なんかいい!」と共感する人たちで、ゆるく楽しいことをやればいい。始まったばかりのリトルもりおか、これからも「なんかいい」感じでやっていきましょう。

<東京事務所の麻生所長さんを中心に>

 図らずも前後編に及んでしまったリトルもりおかキックオフのレポート記事、ここまでお読みいただきありがとうございました。リトルもりおかというコミュニティが目指したいところ、そして「ゆるく、楽しく!」という空気感はお伝えできたかと思います。
 
 12月15日にはリトルもりおかサミットと題したイベントを準備中です。たくさんのもりおかな人たちとつながれるよう、ゆるく楽しみながらいろいろ仕掛けていきたいと思っています!

(写真:@YUBOPHOTO、文章:シュン)

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